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空手の練習

​空手とは

空手道

空手道は日本伝統の精神を受け継ぎ発展してきた、日本独自の伝統的な武道です。

勝敗を究極の目的とする武術ではなく、有形無形の試練を乗り越え、錬磨の汗の中から人格完成を図ろうとするものです。

徒手空拳、手と脚を組織的に鍛錬し、あたかも武器のような威力を発揮させ、その一突一蹴りよく不時の敵を制する護身術であり、四肢五体を前後・左右・上下に動かし、なおかつ屈伸・飛躍・平衡などのあらゆる動作に習熟する身体運動であります。

意志力によりよく制御された技を使用し、的確に目標をとらえ、瞬時に最大の衝撃力を爆発させて技を競い合う格技であります。

空手の本質は技を極めることであり、技を極める鍛錬を通して自己制御能力を高めるのが空手道であります。「極め」とは、日頃の鍛錬によって養われた強い意志力によって、相手の急所寸前に目標を設定し、間合いに応じた適切な技により、瞬時に最大限の衝撃力を集中することです。一般的にいわれる「寸止め」や、ただ相手に打撃を当てればいい攻撃とは全く別の性質を持つものです。

私達は、「極め」を習得するべく日々鍛錬を重ね、空手の稽古を通じより深く日常生活においても己自身を律することができます。

​心 得

​行動規範

空手の稽古は伝統的な日本の方法で行われ、全ての空手家は特定の行動規則に従わなければならない。

​一般的なルール

土足で道場に入るのは禁止です。

道着は、稽古の際、常に清潔できれいな状態のものを着用します。

ひもが取れたり破れたりした場合は、すぐに直す必要があります。

防具も同様です。大切に扱ってください。

​安全上の理由から、全ての装飾品(ネックレスや指輪など)を外してください。

自分または相手に怪我をさせないように、手足の爪も短くしておいてください。

道場に出入りする際には一礼をします。稽古場、仲間への敬意を示しています。

師範、指導者が道場に入る時、生徒は動きを止め一礼あいさつをします。

稽古中、見学者は私語を慎み、歩き回ることのないようにします。

始めと終わりのあいさつは、全員がレベルに応じて道場の正面に右から左に整列します。一番右の者が号令をかけます。列をそろえて正座をし、姿勢を正し礼をします。師範より正面側にいる者は速やかに後ろへ下がるのが礼儀です。

稽古中、道着が乱れた場合は、速やかにその場から退き道着を正します。

これは休憩中に行うことが望ましいです。

あくびをしたり、壁に寄りかかったり、腕を組んで立ったりと退屈や疲れを示す事は、他のメンバーに対しても大変失礼な行為にあたります。

また、稽古中において非常に大切なことは、いかなる状況であっても高いレベルの集中力を維持することであり、これは日常生活においても非常に役立ちます。

なにごとも礼儀・あいさつが重要です。

​道場に入る前から、師範、指導者はもちろんのこと目上の先輩、仲間、保護者の方にも顔を見てきちんと大きな声であいさつをしましょう。大きな声を出すことにより、顔を上げ胸を張り、正々堂々と自分を律することにつながります。

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